遅くなりましたが、暑中見舞い申し上げます。
猛暑続きなので、お身体ご自愛頂きながらお過ごしくださいね。
私は、お寺様の仏像修理で遠出をすることもありますが、基本的には室内がメインの彫刻仕事なので、この時期は特にありがたいといいますか、集中して一刀一刀作品を進めさせて頂いています( `ー´)ノ
そして、先日ご案内していた、仏像彫刻用木材キットを販売させて頂いている【初級】白衣観音が彫り終わりました!
お客様に彫り終えた作品のご依頼を頂いていました。
→前回、記事はこちら

【初級】白衣観音のYouTubeで彫り方動画をご提供していますが、
下記のような彫刻を仕上げる上でのポイントや制作の流れをまとめた動画を継ぎ足しました。
初心者の方にもイメージしやすいよう、荒彫り・中彫り・仕上げの三段階に分けて解説します。
童タイプの白衣観音|彫刻の基本工程をご紹介
【荒彫り】
全体の輪郭をざっくりと彫り出します。
初心者の方は、まずシルエットが浮かぶように、顔・手・足などの主要パーツを大まかに形づくるイメージで進めていただければ大丈夫です。
【中彫り】
荒彫りで出した形に、さらに細部の表現を加えていきます。
私の場合、この工程もすべて「叩き」のみで彫り進めます。
スピード重視で、迷いなく打ち込むのがポイントです。
【仕上げ】
表面を丁寧に整え、美しく仕上げていきます。
全体の印象が大きく変わる、作品に魂を宿すような大切な工程です。
彫り方動画を載せています。👇